宮西達也フェアー
ティラノサウルス、ウルトラマン、などのシリーズで知られている、 宮西達也氏のお誕生日は12月23日です。おめでとうございます。 そこで、お誕生日に寄せて、特集を組みました。 子どもたちには、大人気ですが、大人もほろりとさせられる絵本が、 たくさんあります。 すべての作品を網羅とはいきませんが、 ごゆっくりご覧ください。
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ウルトラマンシリーズ
    「いとしのウルトラマン」
    「おしえてウルトラマン」
    「帰ってきたおとうさんはウルトラマン」
    「パパはウルトラセブン・みんなのおうち」  
    「パパはウルトラセブン・ママだってウルトラセブン」
    「おとうさんはウルトラマン おとうさんの育自書」

ティラノサウルスシリーズ
    「おまえうまそうだな」
    「おれはティラノサウルスだ」
    「きみはほんとうにステキだね」
    「あなたをずっとずっとあいしてる」
    「ぼくにもそのあいをください」

その他の作品
    「クリームきみならできるさ」
    「にゃーご」
    「三角あき地のネコ人間」
    「ペンちゃんギンちゃんおおきいのをつりたいね!」
    「どきっ!恋するってこんなこと」
    「おとうさん・パパ・おとうちゃん」


オンライン書店ビーケーワン:いとしのウルトラマン 「いとしのウルトラマン」宮西 達也/作・絵  学研

ウルトラマンの初恋、これだけでも、おもしろそうって、
思うけど、とにかく、ウルトラマンがかわいいし、悪いけど、
おもしろい。
バルタン君も登場しますよ。



オンライン書店ビーケーワン:おしえてウルトラマン 「おしえてウルトラマン」  宮西 達也 作・絵  学研

 宮西達也は、絵本の中に、お父さんを登場させました。
そして、このウルトラマンシリーズは、ウルトラマンが、恋をして、
お父さんになり、ウルトラセブンもパパになります。
一冊ずつ、別のお話ですが、シリーズとして、同じ家族が登場しますので、
楽しめます。
ウルトラマン世代としては、バルタン星人なんかも登場して、とてもうれしい
シリーズです。
 その中で、この本は、幼稚園生からお年寄りまでの質問に、ウルトラマンが
答えるというもので、ウルトラマンの人生相談になっています。
ひとつひとつの質問に、とても意味深く答えています。(と私は、思っています。)
人生に迷ったら、手にしてみてください。答えがあるかもしれません。



オンライン書店ビーケーワン:帰ってきたおとうさんはウルトラマン 「帰ってきたおとうさんはウルトラマン」  みやにしたつや/作  学研
ウルトラマンシリーズには、ウルトラマンの恋
「いとしのウルトラマン」もありますが、
無事に結婚して、子どもが生まれました。

この本は、おとうさんになったウルトラマンと、
おとうさんになったバルタン星人のお話です。
二人の様子が、代わる代わる描かれて、立場が
入れ替わってそれぞれのお話があります。
でも、バルタン星人だって、一生懸命お父さんを
やっています。それこそ、力いっぱい。

最後のバルタン星人は、とってもかっこいいです。
わたしは、このバルタン星人おとうさんのファンです。

最後に編集担当氏の「がんばってるお父さんへ」
必ず読んでください。特にウルトラマン世代なら。

この絵本は下記の絵本の続刊です。こちらもどうぞ。

オンライン書店ビーケーワン:おとうさんはウルトラマン 「おとうさんはウルトラマン」 みやにしたつや/作  学研

オンライン書店ビーケーワン:パパはウルトラセブン・みんなのおうち 「パパはウルトラセブン・みんなのおうち」  みやにしたつや/作   円谷プロダクション学研
「おとうさんはウルトラマン」シリーズの
ウルトラセブン編です。
パパになったウルトラセブンが単身赴任をします。
きっと、地球に来ていた時は単身赴任だったのでしょう・・・・(^^ゞ
遠くに離れていても頑張れるのは、家族の笑顔があるから、
家族の声が聞こえてくる。

私の一番好きなところ。
「そんな パパが いえの あかりの かずだけ いるんだ。
パパたちは ウルトラセブン、なんだ。」

でも、やっぱりおうちが一番、ウルトラセブンも単身赴任が
終わっておうちに帰ってきます。
かわいいむすめとむすこが、大喜びで出迎えます。
そして、何をするのも一緒です。楽しい家族との生活が
描かれます。とてもほほ笑ましいページが続きます。

私的なことですが、この絵本を朗読したことがあります。
それも、朗読かお芝居のハーフみたいなのを・・・。
今では、やらなきゃ良かったと、反省しきりですが。
いえ、作品は素晴らしいのですが、私の朗読が・・・``r(^^;)

ウルトラセブン編は、こちらもどうぞ。
オンライン書店ビーケーワン:パパはウルトラセブン  「パパはウルトラセブン」  みやにしたつや/作   円谷プロダクション学研            オンライン書店ビーケーワン:パパはウルトラセブン・ママだってウルトラセブン 「パパはウルトラセブン・ママだってウルトラセブン」 みやにしたつや/作  
円谷プロダクション学研

「パパはウルトラセブン」のママ編です。
ママがお弁当を作ってくれたり、子どもを叱ったり(時にはパパも叱られたり)
皆を元気にしてくれる、日常生活のママ活躍編です。
でも、時には病気になって皆に心配されたり、誕生日に年をごまかしたり(私もそうしたい!!)。
楽しいエピソードでつづられるお話です。


オンライン書店ビーケーワン:おとうさんはウルトラマン おとうさんの育自書 「おとうさんはウルトラマン おとうさんの育自書」 宮西 達也作・絵 / 円谷プロダクション・監修 学研
ウルトラシリーズの大人向け育自書です。育です。
育児ではありません。子育ては自分育てということです。
中には、ウルトラマンシリーズのウルトラ親子が絵本とおなじに登場します。
そのほかに、お父さん向けの育児についての専門的なお話、金柿秀幸(絵本ナビ)
木村祐一(「あらしのよるに」作者)中川ひろたか(「ないた」作者)の3氏との
対談が載っています。

オンライン書店ビーケーワン:おまえうまそうだな 「おまえうまそうだな」 宮西 達也/作・絵  ポプラ社

心やさしいティラノサウルスのシリーズです。
この作品は、草食の赤ちゃん恐竜に
襲いかかろうとしたその時に「おとうさんですね」と
言われてしまいます。
そして、「ぼくのなまえ、うまそう、というのですね」と。

それから、ティラノサウルスは、一生懸命、お父さん恐竜に
なります。肉食の恐竜なのに、赤い実なんか食べて。
でも、草食恐竜と、肉食恐竜とは、別な生き物です。
最後にお父さんティラノサウルスが、したことは・・・・・

「けんぶち絵本の里大賞」受賞作品です。

オンライン書店ビーケーワン:おれはティラノサウルスだ 「おれはティラノサウルスだ」 宮西 達也/作・絵  ポプラ社
こちらは、ティラノサウルスの方が、
プテラノドンの子どもに助けられます。
「人にはやさしくするのよ」と言うお母さんの言葉に従って
恐ろしいティラノサウルスが、怪我をしていたところを、
助けるのです。
でも、やっぱり最後は、ティラノサウルスがかわいそうで、
泣けてしまいます。


オンライン書店ビーケーワン:きみはほんとうにステキだね 「きみはほんとうにステキだね」  宮西 達也/作・絵  ポプラ社
らんぼう者のティラノサウルスが、ある日、自分より小さな恐竜
スティラコサウルスを追っているときに、誤って崖から落ちてしまいます。
ティラノサウルスは、泳げません。水中深く沈み、死を覚悟した時、水中にいるエラスモサウルスに
助けられました。
その後、ティラノサウルスは、自分の行いを恥じて、本当の姿、(らんぼう者で意地悪な)を
隠して、友達になります。

ティラノサウルスとエラスモサウルスは、毎日、楽しくお散歩します。でも、ある日、
エラスモサウルスが、怪我をしてやっとティラノサウルスの所に、たどり着きました。
泳げないのも忘れて、ティラノサウルスは、必死に水に飛び込んで、エラスモサウルスを
助けます。
でも、エラスモサウルスは目を開けずにぐったりしています。
ティラノサウルスは叫びます「めをあけてよ・・・・おれには おまえしか ともだちが
いないんだよ。」さらに、本当の自分の姿「らんぼう者で、いじわるで、うそつきで」と
言いかけますが・・・・。

当然、ここで涙が溢れてきて・・・・。最後は、お楽しみです。読んでくださいね。


オンライン書店ビーケーワン:あなたをずっとずっとあいしてる 「あなたをずっとずっとあいしてる」 宮西 達也・作/絵  ポプラ社
この絵本は、おかあさんの愛情がテーマです。

現在の研究成果で、恐竜も子育てしていたことがわかってきましたが、その子育てを
していたマイアサウラのおかあさんのお話です。

ある日、マイアサウラのおかあさんは、森で卵を拾います。巣には自分の卵もありましたが、
一緒に大事に育てました。そして、生まれてきたのは、肉食のティラノサウルスでした。
お母さんは悩みましたが、ティラノサウルスを一緒に育てられないと考え、卵を拾った森に、
生まれたティラノサウルスの子供を捨てに行きます。
でも、胸が痛み、子供の鳴き声を聞くと、再び離すことはないと、しっかりと抱きしめます。
(ここで、いっかい、泣きます・・・・・。)

やがて、月日が過ぎ、ハートと名づけられたティラノサウルスの子供は、
お母さんと同じくらいの大きさに育ちます。
そして、ある日、同じティラノサウルスに出会うのです。
このティラノサウルスにも事情があります。
出会った二頭のティラノサウルス、マイアサウラのお母さんとその子供、
いったいどうなるのでしょうか。
後半は、どうぞご自分でお読み下さい。
最後は、いつも通り、泣けます!!泣かされます!!



オンライン書店ビーケーワン:ぼくにもそのあいをください「ぼくにもそのあいをください」 宮西 達也/作・絵  ポプラ社
毎回このシリーズは泣かされますが、今回も泣きます。
特にこの作品は、シリーズ最初の「おまえうまそうだな」にもちょっと似ていて、
この手の「あい」に私は弱いです。

らんぼう者のティラノサウルス、このシリーズで、最初から優しいティラノサウルスは
登場しません。でも、本当の心は優しくて、愛情たっぷりなんです。
そのティラノサウルスが、年を取り、力がなくなって、追われるようにして遠くへ
行こうとします。

途中、マシアカサウルスに咬まれたしっぽが痛くて、横になったまま、一夜を明かすと、
目の前に美味しそうなトリケラトプスの子どもがいます。一口にぱっくりと、と思ったとき、
トリケラトプスの子どもが、ティラノサウルスのしっぽの傷を撫でてくれました。
「こんなところにいると、タルボサウルスに食べられちゃうよ」と言いながら。

トリケラトプスの子どもは、「友達にも会って」とティラノサウルスに頼みます。
ティラノサウルスは、「今日はトリケラトプスの子どもが食べ放題だ」と思いながら、
子どもの後についていきます。

トリケラトプスの子どもの仲間はたくさんいました。
みんなで、ティラノサウルスの怪我が良くなるように、しっぽを撫でてくれたり、
赤い実を取ろうとしたり。でも、赤い実はなかなか取れません。ティラノサウルスは、
子どもたちの様子に、自分のためにこんな事までしてくれるのか、とうれしくて、
うれしくて、ぽろぽろ涙を流しました。

そこへ、ギガノトサウルスがやってきます。
彼らは、トリケラトプスの子どもたちを狙って来たのです。ティラノサウルスは、
子どもたちを抱え、丸くなりじっと耐えました。やがて、ギガノトサウルスは、
諦めます。でも、ティラノサウルスに力はもう残っていません。
子どもたちに最後の力をふりしぼり伝える言葉は、「たいせつなのは、ちからが
つよい ことじゃ ないんだ。いちばん たいせつな ことは・・・・」

この後のページに、大切な事が書いてあります。
当然、今回も泣きながら、このシーンは読んでください。


オンライン書店ビーケーワン:クリームきみならできるさ「クリームきみならできるさ」  宮西 達也/作・絵  学研
クリームという名前のねこが主人公です。
人格化された猫たちが繰り広げる人生案内みたいな物語です。でも、お説教くさくなく、
さらりとユーモアを交えて、「あなたはあなたで、それが素晴らしいことだよ」と教えてくれます。
お話しも長い物ではなく、平均4,5ページの短いお話の集まりです。

わたしは、とても真剣にがんばろうって、声高に言うのじゃなく、あなたは本当に素晴らしいのだから、
やればできるよ、って、やさしく言ってくれるところが、お気に入りです。
それで、結構「えっ!」っていう落ちがついていたりして。楽しいです。


オンライン書店ビーケーワン:にゃーご「にゃーご」 宮西 達也/作・絵  鈴木出版
ねずみの学校の授業を聞かなかった、子ねずみ3匹が、
桃を取りに出かけます。そこへ「にゃーご」といって、ねこが。

ねずみの学校では、ねこは怖いと教えていたのですが、「桃取りに行かない?」
と誘います。
ねこは、桃とねずみを食べられると喜んで、子ねずみを背中に乗せて、
桃の木へ出かけます。
そして、帰り道、ねこは、再び「にゃーご」と言って、襲い掛かるのですが。

子ねずみのやさしさが、なんともかわいいお話です。
小学校2年か3年の国語の教科書にも載っているそうです。

付記 私はこのお話大好きです。何度読んでも、泣けちゃいます。


「三角あき地のネコ人間」 宮西達也/作・絵  岩崎書店
すでに、新刊書での取り扱いはないようです。図書館で探して見てください。
初期の作品です。絵本ではなく、幼年童話という体裁ですが、挿絵も大きく、文章の長い絵本の感じです。

小学生のたけし君とあき地のネコのミィーが、入れ替わってしまいます。
たけし君は、その日から、あき地のネコのミィーとして、人間社会を見ることになりました。
すると、身近な家族や友人の知らない面を見て、人間ていろいろあるんだな、と考えるお話です。

怖い先生が、ゴキブリを怖がったり、男のようだと思っている姉が恋する乙女だったり、
泣き言を言わない父親が、本当はすごく疲れていて大変なんだと、気が付いたり、様々な、
周りの人間たちの、別な面を知り、それはまた、弱みでもあるのですが、人間の複雑さを
子供にほんの少し、教える物語になっています。

挿絵に出てくるミィーが、「にゃーご」のネコによく似ています。
まあ、当たり前のことですが。


オンライン書店ビーケーワン:ペンちゃんギンちゃんおおきいのをつりたいね!「ペンちゃんギンちゃんおおきいのをつりたいね!」  宮西 達也・作  ポプラ社
ペンギンのペンちゃんとギンちゃんのお話です。
仲の良い二人は、仲よく釣りに出かけました。
ところが、釣り始めると、ペンちゃんもギンちゃんも
針にかかっても逃がしてしまい、釣り上げることができません。
でも、ふたりとも、すごく大きな魚が掛かったのだと主張します。
それがエスカレートしていていって、二人は喧嘩になりました。

さて、それからとても大きな魚が・・・・・。
読んでみてください。笑って楽しめる絵本です。


オンライン書店ビーケーワン:どきっ!恋するってこんなこと「どきっ!恋するってこんなこと」 みやにし たつや作・絵  岩崎書店
恋をした日のどきっ!なんて、もう忘れちゃったわ、という方も
この本を読めば、ああそういえばこんな日もあったなあ・・・って。
今、恋している方ならば、そうそう、こんな感じ、って思える絵本です。

一つのストーリーではなく、いくつもいくつものエピソードが、描かれます。
恋する二人は、おおかみくんとぶたさんです。らんぼう者のおおかみくんが、
ぶたさんに恋したとたん、野原のお花を優しく髪飾りにしたり、怪我をしながも
ぶたさんのために木になっている果物を取ってあげたり。
ぶたさんだって、負けてません。おおかみくんと、夜空に向かってほえてみたり、
おおかみくんと一緒に泥んこ遊びをして、ともだちにあきれられたり。

恋している二人は、周りがどういう反応を示すかじゃなくて、恋しい相手のことしか、
見ていないのです。
そういう経験、恋したことのある人なら、遠い昔でも、思い出しますでしょう?
遠い昔の日々を思い出し、ちょっとどきどきしてみませんか。


オンライン書店ビーケーワン:おとうさん・パパ・おとうちゃん「おとうさん・パパ・おとうちゃん」 みやにし たつや/作・絵  鈴木出版
おとうさん、パパ、おとうちゃん、いろんな呼び方はあるけれど、
仕事に行ったら、また、別な名前で呼ばれています。
先生、現場監督、板さん、そして、チャンピオン。
はて、あなたは、何と呼んでいましたか。
素敵なお父さん、あなたは、なんて呼ばれていますか。


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