私の散歩道特別編 岡山行 吉備
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岡山市の郊外にあり、吉備路へと続く道沿いにある吉備津神社です。
「続日本紀」に、従四位下の位階を授けるという記事があるので、
起源は分からないのですが、かなり古いという説明です。
主神は「大吉備津彦命」で、その他にたくさんの神々が祭られています。
「大吉備津彦命」は、孝霊天皇の皇子で「桃太郎」のモデルとも言われています。
なお、近くに吉備津彦神社という神社もありますが、別な神社です。
もう一箇所、秀吉が毛利軍の清水宗治を水攻めにした高松城跡です。
この水攻めの際に、本能寺の変がおきました。
秀吉は信長の変事を隠し、講和を行うと「中国の大返し」という
光秀を打つための、強行軍を行います。
今は、静かな城址公園になっています。
吉備津神社の案内図です。
矢置岩といわれる大きな岩です。
鬼退治の時に、大吉備彦命が矢を置いた岩と言われています。
本殿までは階段を上ってかなりあります。
昼間でしたが、木々に覆われて薄暗かったです。
境内の大きな公孫樹です。
吉備津神社という、この回廊が有名です。とても長くて、この先に行ってみる気になりませんでした。
鳴る釜神事のお釜殿は、この先にあります。行けばよかったかな。``r(^^;)
吉備津神社では、本殿の屋根の葺き替え工事中でした。
檜皮葺で、大変な作業です。昭和31年以来50年ぶりの葺き替え工事です。
現在、檜皮を集めるのも大変と思いますが、全国で檜皮を必要とする
建物を順番に、計画的に工事を行うそうです。
平成20年に完成予定 工事用の覆いがないと神社はこんな風に見えます。(側面)
比翼入母屋造り(吉備津造り)といわれる独特な形です。
屋根は工事で覆われていて、拝殿の中も暗かったです。
拝殿正面の額です。「写真いいですか。」と聞くのも勇気が必要でした。(^^ゞ 拝殿の廊下の灯篭
拝殿の中にこの他にも、興味あるものはたくさんあったのですが、写真を撮る勇気がありませんでした。
屋根の葺き替え工事の様子です。見学できるように見学用足場が組まれていて、教育委員会の方が説明してくださいました。
千木、堅魚木(勝男木)
屋根に乗っていたものを展示してあります。
吉備津神社より、少し北西に行ったところに、秀吉が水攻めで滅ぼした高松城跡があります。
掘の跡は、蓮池になっています。
城址公園となった高松城跡は、その場に立ってみると不思議な空間です。
遠くから見ているだけでは、体感できない感覚で水攻めの様子が、ひたひたと迫ってきます。
広大な広さではないのですが、目の前の広がりに驚かされます。時間があれば、もっとゆっくり
過日の人々の感覚を感じてみたい場所です。
公園の中にあった案内図
水攻めの様子を描いた絵 水色の部分が水のあった場所
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